聴く短編小説。受信環境により、ノイズが入る点はご容赦ください。さらに良質の音源をお持ちの方、受信環境のよい方の再アップは大歓迎です。

NHK ラジオ文芸館

？？？

・・・・

冒頭と末尾に作者と朗読者へのインタビューが入っています。

「紅梅振袖」は、縫箔屋（ぬいはくや）職人友次郎の江戸人情物語。腕のいい縫箔屋職人（振袖を仕立て刺繍をする職人）の友次郎（ともじろう）が思いを寄せていたのが、...

大阪の商店街「夢見通り」で時計店を営む村田英介は、息子の哲太郎の幼いころからの手癖の悪さに手を焼いていた。“左手小指の痺れ”は6年前から始まった。哲太郎が店の時...

映画の撮影所で、小道具の担当として働く隆之さん。監督の注文に逐一応え、現場に終日詰める仕事に誇りをもち１０年続けてきた。ある日、現場でトラブルが起こる。格闘...

「マンハッタン」主人公の睦男は、３８歳、無職。歯科医の妻は無気力な睦男に愛想を尽くして家を出た。日がな一日することもなく、無聊をかこつ生活をしている。そんな...

舞台は昭和50年代の大阪。交通事故で父を亡くした小学生の俊樹は、母、妹（フミ子）と ともに、３人で細々と暮らしていた。ある日、突然フミ子が不可解な“記憶”を語り始...

コインランドリーからの帰り、僕は当時付き合っていた『あかね』とレンタルビデオ店に寄った。あれからもう十数年も経つが、実際になんであんな女と付き合っていたのか...

女子大生の主人公が、アルバイトで、古びたピンクのウサギの着ぐるみをかぶって外を覗くと、周囲の人は、ぬいぐるみやロボットに変わった。主人公は、周囲の人たちが着...

同棲していても、もし別れる時に所有物で争いたくない、そのために家財はもちろん、買ってきた食料品までイニシャルを入れる2人。別れが前提の同棲とも言える冷たい関係...

大学生の由布の伯母、七重が営む雁木亭には不思議な習慣がある。町を出てゆく馴染み客に「帰去来の井戸」の水をひとくちだけ飲ませるのだ。そうすれば、この町を出ても...

15年ぶりに初恋の人と再会する２人。その傍らには、それぞれ自閉症の子どもがいた。隆夫は、お見合いで結婚した純朴な妻と、息子の障害が固い絆となり穏やかな生活を送...

小学6年生の私は、祖父と期間限定で同居することになった。長野で暮らす祖父に都内での用事が続くからと、ママが半ば強引に我が家に呼び寄せたのだ。家の中でもきちんと...

天の川の西の岸に輝く小さな二つの星、それがチュンセとポウセ、双子のお星さま。ちいさなお宮にすわって、一晩中、星めぐりの歌にあわせて銀笛を吹くのが、二人の仕事...

窮乏著しい柳原藩の藩士、高林啓吾。奥山念流目録の剣の腕前を持つが、22歳にして兄夫婦の世話になっていた。ある日、啓吾は御召出しを受け、出仕の役目を言い渡される...

主人公・小栗正一は２０年以上も音信不通の父・正造を京都に訪ねていく。　母親の遺した土地を相続するのに父親に許諾の印をもらうためだ。正一は、１９年前２４歳のと...

主人公は、母を亡くした男子中学生、園田太一。太一の家族は、母がいなくなった辛さに耐えられず、母の実家に住まわせてもらうことになった。慣れない土地で学校になじ...

あるヨーロッパの国でのこと。不審な荷物の存在にテロリズムへの恐怖心を抱いた妻に促されるまま、男は混雑する車内を人を掻き分け移動していく。その途中、かつて列車...

主人公は一人暮らしのおばあさん。楽しみは、店にやってくるお客さんに 遠くに住んでいる息子家族の話をすること。でもそれは、おばあさんの作り話だった。ところがある...

太宰治が、不倫した妻・初代と起こした心中事件をモデルに書いた私小説的な短編。あやまった人を愛撫した妻「かず枝」と、妻をそのような行為にまで追いやるほど日常の...

主人公は５０歳を目前にした会社員の女性。患った病気の手術を前に、２０年ぶりに別れた夫に会うため京都へ向かう。待ち合わせたのは、６歳で亡くなった娘と家族３人で...

本多家の家臣深谷半之丞はんのじょうが戦場で共に戦った名馬「紅梅月毛こうばいつきげ」。戦場で離れ離れになってしまった。戦に勝利し、「半之丞が乗る馬はどんな馬で...

主人公は５０代半ばの裕之。働く遊園地に貧しい親子連れが訪れる。裕之は、自らの子ども時代を思い出す。貧しかった裕之は、小学校の担任にことあるごとに手伝いを頼ま...

投稿いつも感謝です

　中国人作家・魯迅の「故郷」と「小さな出来事」を朗読する。「故郷」は、日本から帰国した後に発表したもので、「阿Ｑ正伝」や「狂人日記」などとともに魯迅の代表作...

美濃大垣藩戸田家の家臣、高岡斜嶺は、真面目一筋、妻を亡くした孤老の武士である。初老をとうに過ぎた斜嶺の気散じは、暇を見つけて、藩邸近くの寺へ、亡き友の墓参り...

戦前のブルジョア家庭の5人兄妹が、日曜日のつれづれを紛らわすために「物語」を連作する。小説という枠組みの中に、兄妹それぞれの個性を反映した別の物語がつづられて...

沢渡友佳は、バツイチの41歳独身女性。恋愛の酸いも甘いも知った彼女が「大人になったんだなあ｣と思うのは、仕事帰りに近所の飾り気のない定食屋「わか葉」で、一人、お...

いつもup感謝です

90代半ばを迎えた瀬戸内寂聴さんの短編小説集「求愛」から6編を、アナウンサーの朗読と効果音で紹介する。「求愛」：30数年ぶりに再会した高校の同級生、お互い配偶者と...

短編集「日暮れ竹河岸」から、「飛鳥山」と「年の市」の二編。「飛鳥山」　子を産めない女と母を失った幼女の出会い。桜の名所、王子の飛鳥山で、花見客からはぐれてき...