東京「オリンピック・スピリット展」、各大会のメダルに見る五輪の栄光【字幕付き】

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Storyline

 東京オリンピックの開催地である日本の東京で、オリンピック精神の継承を目的とした文化プロジェクト「オリンピック・アゴラ」の一貫として、「オリンピック・スピリット展」で1896年アテネ大会以降の各大会で授与された金、銀、銅のメダルなどの文化遺産が展示されている。各大会のメダルが一般公開されるのは初となる。

 「オリンピック・スピリット展」は、国際オリンピック委員会(IOC)により、7月1日から8月15日まで開催中で、展示されているメダルはすべて本物だ。これらはオリンピック文化遺産財団のコレクションの一部であり、オリンピックの栄光を一目見ようと多くの見物客が訪れている。

 <「オリンピック・スピリット展」オフィシャルパートナー 三井不動産株式会社事業開発部 福島慎部長>
 「この『オリンピック・アゴラ』という所で、オリンピックのスポーツの力であったりとか、アートの力であったりとか、あと希望の力というオリンピックバリューをですね感じ取ることができて、特に、この展示の最後の映像の所で『とても感動しました』『やっぱりオリンピックあってよかった』っていうふうに言って頂いた方が沢山いらっしゃって、とても私たちとしても嬉しかったです」

 来場者は、オリンピックの歴史の中で、メダルに込められた物語やデザインコンセプトを自ら確かめることができる。

 2020年東京オリンピックのメダルには、国際オリンピック委員会の規定により、ギリシャ神話の勝利の女神「ニケ」が描かれているほか、裏面には、渦巻き状のデザインにオリンピックリングと「TOKYO2020」のロゴが浮かび上がっている。

 メダルは原石を磨いたような形をしており、「光」や「輝き」がテーマだ。デザインはシンプルだが、全ての渦の曲線角度が異なり、メダルをより立体的に見みせている。メダルから反射される無数の光は世界中の選手やオリンピックを観戦する人を表し、アスリートの勝利は応援する人が居てこそというメッセージが込められている。さらに世界中の人々が手をつないでいるような様子も表現しているという。

 メダルには、東京2020組織委員会が日本全体から集めた、携帯電話などの小型電子機器から抽出したリサイクル金属が使用されている。

 1896年にギリシャで初の近代オリンピックが開催された時、メダルを受け取ったのは1位と2位だけで、優勝者には銀メダル、準優勝者には銅メダルが与えられた。

 1900年パリ大会では、メダルではなく美術品が授与される受賞者が相次いだ。

 パリ大会に続く6大会のオリンピックメダルはすべて異なるデザインだった。

 その後、国際オリンピック委員会(IOC)は、メダルのデザインを統一するための規則を制定。表面にはイタリア人アーティストのジュゼッペ・カッシオーリによるギリシャ神話の勝利の女神「ニケ」を、裏面にはオリンピックスタジアムを背景に、群衆に称えられる勝者が記されていた。このデザインは、1928年のアムステルダム大会から40年間使用され続けた。

 1978年になると、オリンピック憲章により、金メダルは92.5%以上の銀を使用し、最低6グラムの金を含まなければならないとされ、全てのメダルが直径60mm以上で厚さ3mm以上でなければならないと規定された。

 メダルのデザインも変更になり、表面にはパナシナイコスタジアムに立つ女神「ニケ」が描かれ、裏面のデザインは開催都市の組織委員会が自由に決められることになった。
 2008年の北京オリンピックでは、初めてメダルの革新が見られ、金と玉という画期的な素材が用いられた。中華民族の歴史と文化を十分に表現しながら、北京オリンピックのコンセプトがメダルでも強調された。

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