中国独自開発ドローン「魅影精霊」 チベットカモシカの大移動を観測

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動画説明

7月のチベットの大地に、繁殖期を終え南へ大移動していたのは、中国国家一級重点保護野生動物・絶滅危惧種として知られているチベットカモシカだ。
 チベットカモシカをよりよく保護し、繁殖地や生息地と移動路線との関連性を究明するために、研究者らは特製ドローンで移動路線を記録し観測を行っている。
 「魅影精霊号」と名付けられた特製の電動ソーラードローンは、西北工業大学航空学院によって開発された。全長3.8メートル、重さ3.5キロ。車に搭載した状態から離陸し、時速40キロ、標高6000メートルまで飛ぶことができる。
 しかし、高原地帯で観測作業を進めることはそう簡単ではない。7月末、チベット北部は天気・気温が大きく変化する。ややもすれば雨とともにひょうが降る中で、研究チームは待機しなければならない。
  「魅影精霊号」は初飛行で、十数秒足らずで、地上100メートル地点から落下。2回目の試みでは風が強く風向きが不安定だったため、離陸直後に左側の翼が折れてしまった。 点検などを行った後、ドローンはついに5200メートル上空への飛行が成功した。

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