動画説明
中東・レバノンの首都ベイルートで4日、大規模な爆発が2回発生、少なくとも78人が死亡し、数千人が負傷した。
4日午後6時10分頃、ベイルートの湾岸地区で大規模な爆発が起きた。広い範囲で建物や車が壊れるなどの大きな被害が出ており、状況が明らかになるにつれ死傷者数は増える見込みだ。
レバノンのムハンマド・ファフミー内相は、なぜ爆発が起きたのかはわかっていないが、爆発があった倉庫には爆薬の原料にもなる化学品が保管されていたことを明らかにし、原因の究明を進めるとした。その上で税関当局に、港エリアになぜこんなに多くの化学品が保管されたのかを説明すべきだと要請した。
ベイルートの港周辺では多くの救急車が行き交い、関連区域は軍警によって封鎖されたため、深刻な交通渋滞が生じている。
ハッサン・ディアブ首相は、爆発による悲惨な影響を克服するために友好国などに支援を求めた。
また、被害者に哀悼を捧げるよう5日を全国追悼日にすると宣言した。
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