「肝心な決断」第7回 早期治療こそが治癒率を高めるカギ

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動画説明

中国政府は、新型コロナウイルス感染症との戦いで一人も取り残さないと約束した。「早期発見、早期報告、早期隔離、早期治療」これは、習近平国家主席が感染症の予防・抑制対策で明確に打ち出した4つの原則である。この原則は今も中国が感染症のクラスター発生を撲滅するために取り組みで根幹をなすものだ。
 武漢封鎖から3週間、確認された感染者数は1万人を超え、疑似感染者は数万人に達していた。
 できるだけ多くの感染者を治療するためのあらゆる努力が求められ、習主席は感染者の入院治療を優先的に受け入れると繰り返して強調した。さらに、政府は「早期発見、早期報告、早期隔離、早期治療」の予防と管理を要求していると述べた。
 習主席が武漢へ派遣した中央指導グループを率いた孫春蘭国務院副総理は、武漢市で開かれた感染症対応会議で「我々はすべての重症症例を受け入れる必要がある」と述べた。
 2600床を提供できる2つの臨時病院も緊急的に増設され、感染者を受け入れ始めた。
 当時武漢では、毎日新規感染者が数千人規模で増え続けていたので、こうした臨時病院を増設する必要があった。
 病床不足という状況の中で、新型コロナウイルス感染症は2週間ほどの潜伏期間があるという特徴があり、多くの感染者が入院できずにいた。
 中央指導グループの指導のもとで、武漢市では全ての感染者を特定するため、市内全域で徹底的な調査が展開された。
 できるだけ多くの感染者を受け入れる。政府はこれを実現するために、体育館や会議センターなどの公共施設を、重症以外の感染者を受け入れる臨時医療施設に改造することを決定した。
 そのほか、濃厚接触者を受け入れるための施設として、数十軒のホテルが隔離拠点に改造された。
 家族の4人が感染者となった10代の女の子は、隔離拠点となったホテルに移動することになった。
 彼女は発熱などの症状はなかったが「(隔離拠点に移動する)必要があると思う。自宅にいると感染する可能性がある。これ以上感染が拡大したら、大変なことになる」と言った。
 濃厚接触者のための隔離拠点を設置する意義を問われた武漢市武昌区衛生局の付世超氏は、「隔離は感染源を封じ込める主要手段で、ヒトからヒトへの感染を断ち切ることだ。濃厚接触者は感染する可能性が極めて高い。そのため、隔離して医学的観察を受ける必要がある」と述べた。
 感染拡大の初期段階で、武漢市での致死率は5%、全国平均レベルの2倍相当だった。
 中国の指導者らは「効果的な治療法を用いて感染率と病死率を下げる」ことを何度も強調した。
 やがて、致死率は下がり始めた。そして医療従事者が重症症例に効果的な治療法を見出すケースも出てきた。
 WHOのデータによると、3月末時点で中国での新型コロナウイルス感染症の致死率は4%前後だった。一方で10%ほどに達した国もあった。
 また、中国での治癒率は90%を超え、次に続く韓国の2倍の治癒率となっている。
 習主席は5月18日、北京でテレビ会議の形で開かれた第73回世界保健大会の開幕式で、「中国は困難な努力と多大な代価を払ったが、感染拡大を効果的に抑え、人民の命の安全と体の健康を保護した」と述べた。

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