男性の無残な死が米国の「慢性疾患」を改めて暴いた

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動画説明

米国では最近、アフリカ系男性一人が白人警察官の暴力的な公務執行でなぶり殺しになったことで、各地で大規模な騒乱が発生した。同国では新型コロナウイルス肺炎の感染で死亡した人が10万人を突破したが、この事件が火に油を注ぎ、今なお鮮血がしたたる人種差別の傷跡がさらに露呈することになった。
 現在のところ、当事者である警察官は職務停止となり調査を受けているが、人々の憤激が収まったわけではない。事件現地のミネアポリス市では、亡くなったフロイドさんのために「抗議」する群衆と警察が激しく衝突し、焼き討ち事件も多く発生した。ニューヨークなど米国の多くの地方で、人種差別に反対するデモ行進が発生した。
 人種差別は米国の歴史で、最も忌まわしい暗黒史であり、今も残された傷跡だ。アフリカ系住人は米国の初期の発展に極めて大きく貢献したにもかかわらず、白人主導の米国社会に真に受け入れられることは、一貫してなかった。現在に至っても、アフリカ系を代表とするマイノリティーの人々は、進学や就職、さらに日常生活などの多くの分野で、不公平な扱いに遭遇している。さらに衝撃的なのは、アフリカ系住人を標的にした暴力的な公務執行や傷害事件が、米国社会では繰り返されていることだ。
 人種差別の問題は長い歴史を持つが、米国の政治家らがこの社会の慢性疾患について真に反省することは、実に少ない。米国の一部政治家は、社会的な争議を招き将来に影響が生じることを懸念して、人種差別や人種間の衝突について公開の場で述べることを自らの「タブー」としている。一方で、一部の悪質な政治家は人種による差異の問題を利用して大騒ぎすることで挑発し、自らの前途のために火事場泥棒のように利益をかすめ取ろうとする。
 「フロイドさんの死」に直面して、全米のマイノリティーの人々は怒りに燃え上がることになった。感染症対策が壊滅状態になり10万人以上の命を消し去ってしまった現実を考え併せ、米国の政治家らは自らの胸に手を当てて考えてみるべきではないのか。どのような顔をすれば、表向きだけは堂々たる無駄な話をしていられるのか。米国国民に対して、いち早く謝罪すべきではないのか。

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