武漢研究所「バットウーマン」、迅速な新型コロナ同定のプロセスを語る

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動画説明

中国科学院武漢ウイルス研究所の石正麗研究員は、研究所とその研究が新型コロナウイルスの起源となったと非難する陰謀論を却下した上で、研究室で行われた長年の研究によりウイルスの迅速な識別が可能になったと述べた。
 最近、SARS関連の病原体と動物の宿主、進化についての研究を発表した研究室の首席研究員は、率いるチームが良い成果を収め、ウイルス発生後に迅速に対応したと述べた。
 <中国科学院武漢ウイルス研究所 石正麗研究員>
 「私たちは今回、見事な仕事をしたと思う。私たちは非常に短期間で、一日の遅れもなく同時に、病原体の分離、ゲノム配列決定、動物感染実験を完成させた」
 新規コロナウイルスのタイムリーな識別に言及したウイルス学者の石正麗研究員は、短期間で効果的な対応ができたのは、ここ15年にわたりコロナウイルスを研究している彼女のチームによる長年の蓄積の賜物だと考えている。
 <中国科学院武漢ウイルス研究所 石正麗研究員>
 「私たちは2004年にコウモリコロナウイルスの研究を始めた。15年間の研究を経て、私たちのチームは膨大な材料、技術、手法、研究プラットフォーム、そして人材を蓄積してきた。この蓄積が原因不明の肺炎の病原体を最短で明らかにすることができた」
 この15年間の研究で、彼女のチームはSARSのようなウイルスを追跡する方法を見つけ出し、SARS関連ウイルスと呼ぶ自然界の遺伝的多様性を発見し、人間に潜在的なリスクをもたらす可能性があることがわかった。さらに研究室は、その分布と遺伝的背景を研究し始め、石正麗研究員は中国の「コウモリの女」としても知られているようになった。
 <中国科学院武漢ウイルス研究所 石正麗研究員>
 「この15年間の研究を通してSARSの源を特定してきた。この研究を通して、自然界には遺伝的多様性があることがわかった。それをSARS関連ウイルスと呼んでいる。つまりSARSというウイルスだけではなく、他のウイルスが私たち人間に潜在的なリスクをもたらす可能性があることを意味する。一方で、その分布と遺伝的背景の研究を始めた。 コウモリによって運ばれるSARS関連ウイルスが、異種間感染の可能性をもっているかどうかを評価するために、我々の研究室は分子生物学実験を行った。一連の作業は我々に、優れた研究経験と技術的解決策をもたらした。例えば核酸検出法、抗体検出法やウイルス分離技術などだ。長い時間をかけて模索を重ね、最終的にはサンプルがあれば病原体をしっかり同定することができるようになる」

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