「責任のなすりつけ」米政治家はあとどれだけ感染症流行の真相を隠そうとするのか

投稿日時

再生数

49

コメント数

0

マイリスト数

1

この動画は投稿( アップロード )された地域と同じ地域からのみ視聴できます。

動画説明

中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)は29日の時評で、責任のなすりつけは自らの過失を埋め合わせることができず、失われた時間や命も取り戻せない。米政治家が人々の生命の安全を政治的計算の上に置き、米国民と国際社会に納得のいく説明をするべきだと論じた。
 【CMG時評】の概要は以下の通り。
 米紙ロサンゼルス・タイムズによると、米カリフォルニア州サンタクララ郡が先ごろ発表した検死報告書は、新型コロナウイルスに伴う肺炎による最初の死者が出たのは2月6日であることを示している。これは、米疾病予防管理センター(CDC)が以前発表した最初の死亡例より3週間早いものだ。米国の一部の政治家は、ウイルスの発生源をめぐり中国に責任をなすりつけようとしているが、現在確認されている米国で最も早い新型コロナウイルス肺炎による死亡例は、旅行歴がないことから市中感染によるものとみられている。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、今年1月にはすでに、米国の女性医師、朱海倫(Helen Y. Chu)氏が米国内の感染症の流行について警告し、検査結果を米国の監督管理機関に報告していた。だが同氏は口止めされた。また、CDCが3月初めに検査を受けた人数と死亡者数に関するデータの公表を中止すると、米国のネット上では「情報隠蔽」と批判の声が上がった。米上院情報委員会の委員長で共和党のリチャード・バー議員と他の3人の上院議員は1月末から2月中旬まで、米政府の感染症対策に太鼓判を押すために真相を知らない人々を欺く一方で、所有する株式を売却し、感染症に関する情報を利用して私利を得ている。彼らはいったい何を知っていたのだろうか。
 ニューヨーク・タイムズによると、新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査で、ニューヨーク市の住民の5人に1人が抗体を持つことが分かった。この感染率は、米国の一部の政治家により「ウイルスの発生源」と中傷された武漢をはるかに上回り、明らかにウイルス学の法則に符合しない。米スタンフォード大学が17日発表した抗体検査結果で、米国の新型コロナウイルスの実際の感染者数は公式感染者数の55倍に上ることが示されている。このことは、米国の統計に大きな手落ちがあることをさらにあばき出している。
 現在、米国の感染者数はすでに100万人を突破し、感染症対策の状況は切迫している。責任のなすりつけでは、自らの過失を埋め合わせることはできず、失われた時間や命も取り戻せない。米国の政治家には、人々の生命の安全を政治的計算の上に置き、米国民と国際社会に納得のいく説明をするよう忠告する。

提供元チャンネル
関連動画