豪首相「新型コロナ、最大の感染源は『米国』」

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動画説明

オーストラリアでは、この1週間で新型コロナウイルスの感染が拡大し、深刻な事態となっている。
 特に海外からの入国者の感染が増え続けて、現在は1日に100人以上のペースで新たな感染者が増え、21日午後2時までに感染者数は1073人に達した。モリソン首相率いるオーストラリア政府は日々、新たな感染抑制・防止策の実施を迫られている。
 16日付の「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙は「オーストラリア政府は、新型肺炎による国内の死者数が15万人に上り、影響は半年以上続くと見ている」と報じた。
 モリソン首相は20日朝、テレビ局の取材に対し「オーストラリアで新たに増えた新型コロナウイルス感染者のうち、80%が海外からの入国者、あるいはその濃厚接触者である。そして、感染者の多くがアメリカからの渡航者だ」と示した。米国については、米国内で検査キットが不足していることから、実際には報告されている以上の感染者が存在しているとする報道もある。
 モリソン首相はさらに「中国を含む、あらゆる国家が故意に感染を拡大させたという証拠はどこにもない」と述べた。モリソン首相の発言は、新型肺炎への対策を怠ってきたトランプ政権に向けたシグナルであると見られる。
 なおオーストラリアでは、ビクトリア州のアンドリュース州首相が先週、政府に対し米国からの観光客の入国を制限するよう提案している。

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