動画説明
中米貿易を巡る緊張から一連の商品に追加関税や報復関税が課せられ、米企業が打撃を受け、米製造業は5カ月連続で冷え込んできた。
米ウィスコンシン州メクオン市に拠点を置く金属製造およびエンジニアリング会社であるGenMet社は、新製品の製造ラインの最終段階を完了した。しかし、他の多くの米国のメーカーと同じく、グローバルな貿易紛争による複雑な数年間を経験してきた。
GenMet社のマリー・イズビスター社長は、中国、欧州やカナダからの輸入金属への追加関税で大幅な価格上昇や供給問題をもたらしたと言及した。関税の追加によって会社の純利益が30%失われるとの試算が出たので、クライアントに電話をかけて価格調整を求める必要がある。
最新のデータによると、米国の製造業が過去5カ月連続で不況に直面し、プレッシャーにさらされている。一部のメーカーにとっては関税の影響が要因となっている。米失業率が50年ぶりの低水準にあるにもかかわらず、製造業は貿易紛争で代償を払っているようだ。
新たな北米自由貿易協定または米国・メキシコ・カナダ協定の今年での採決が期待されている。
米中間の第1段階の経済貿易協定が15日にワシントンで調印されることは、貿易をめぐる緊張が幾分緩和したことを示唆している。米メーカーは、貿易協議が同業界に確実性と明るい将来性をもたらすことを望んでいる。
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