商業用衛星「珠海1号03」の打ち上げ成功

動画説明

　中国は19日午後2時42分、酒泉衛星発射センターから運搬ロケット「長征11号」を使い、「珠海1号03」の衛星5基の打ち上げに成功した。衛星は予定の軌道に無事投入されている。今回で「長征」シリーズ運搬ロケットは311回目の打ち上げとなった。
　「珠海1号」シリーズは、商業用衛星の打ち上げ事業として計34基が発射される予定。天然資源や生態環境、農業といった分野で利用される。おととし6月15日にユニット「01」の2基が、去年4月26日にユニット「02」の5基が打ち上げられた。
　今回の「03」は、動画衛星1基とハイスペクトル衛星4基で構成され、複数のスペクトル衛星を様々な軌道で運行させることにより、データの収集能力が大幅に向上するとされている。