チベット仏教最大の祭典「ショトゥン祭り」、30日に開始

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動画説明

チベット自治区・ラサにあるデプン寺では、チベット仏教最大の祭典「ショトゥン祭(雪頓節)」が30日に幕を開けた。
 チベットの人々や観光客、数万人が待っていたのは、年に一度開帳されるチベット仏画の「大タンカ」だ。長さ42m、幅40mの大きさを誇るタンカは、百人余りの僧侶によって運ばれ、斜面に設けられたタンカ台にセットされた。
  法螺の音を背景に、巨大なタンカを覆っていたカバーが徐々に外されていく。タンカに向かって巡礼者たちが祈りと共に捧げているのは、祈りの護符「ルンタ」や聖なる絹スカーフ「カタ」だ。
 デプン寺はチベット仏教ゲルク派の寺として、セラ寺やガンデン寺と共に「ラサ三大寺」のひとつとして、600年以上の歴史をもつ。
 2006年に第一回国家級無形文化財リストに登録された「ショトゥン祭」、チベット語で「ショ」はヨーグルト「トゥン」は宴を意味し、ヨーグルトを食べる祭りとして受け継がれてきた。
 「ショトゥン祭」は7日間にわたり、今年はタンカ開帳の他、チベット伝統芝居や、伝統的な馬術公演、またチベット将棋や民族衣装などの展示も行われる。

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