世界文化遺産の伝統影絵「皮影戯」、現代でも活力を

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動画説明

「皮影戯(ピーインシー)」の始まりは漢代にさかのぼる、二千年の歴史を誇る中国伝統の影絵芝居だ。
  皮影戯で使われる影絵人形は「皮影」と呼ばれ、ロバやヤギ、牛など動物の皮から作られる。スクリーンとなる白い布に人形をピタリとあて、上から光を当てながら、人形の裏側につけた3本ほどの棒で操る。皮影は彫刻刀できわめて繊細に裁断され、豊かな彩色が施されていて、光を当てると、なんとも玄妙な美しさが浮かび上がる。
 皮影の操り手の傍らでは、楽師が胡弓や銅鑼を奏でながら甲高い声で歌う。演目は「西遊記」や「白蛇伝」などの神話や古典的な伝説の一場面だ。観客はスクリーンの向こう側で、よく知った物語の人形たちがまるで生きているかのように動き演じる様を楽しむ。庶民の暮らしの中から生まれた民間芸能、皮影戯を愛さずにはいられない。
 2011年にはユネスコの世界無形文化遺産に登録されたが、今では現代芸能として活力を取り戻そうという試みも行われている。多くの人に古くから伝わる伝統芸能を知ってもらい理解してもらえるように、現代をテーマにした物語が皮影戯として戯曲化されている。地方政府も皮影戯の伝承・保護と復興のために、様々な保護政策を打ち出している。

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