日産元会長「日本に滞在することは最大のリスク」

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動画説明

会社法違反などの罪で起訴され、保釈中に中東のレバノンに逃亡した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告は中国国際テレビ(CGTN)のインタビューに応じ「日本に滞在することは一番大きなリスクだ」と明らかにした。
 ゴーン被告(65)は、役員報酬の過少記載や会社資金の不正利用など「重大な不正行為」があったとして2018年11月に逮捕されたが、日産とルノーの一層の統合を阻止しようとする日産幹部や検察、政府当局者の陰謀の犠牲者だと主張し、不正行為を否定している。2019年12月、保釈中にプライベートジェットでレバノンに逃亡した。  <カルロス・ゴーン被告>  「私には苦渋の選択だった。正直に言えば、名誉を回復し、事件全体を暴くには日本が最も適切なところだと今も思っているからだ。真相が潜むところだし日本市民は公正だと思うが、不公平なのは、事実を歪めているシステムそのものだ」 世界を揺るがした謎めいた逃亡劇について、カルロス・ゴーン被告はその詳細を語ることを拒否したが、「日本に残ることはあまりにも危険だ」と強調した。 <カルロス・ゴーン被告> 「話せるのは、自分で計画したということだ。理由は簡単だ、多くの人が関わると、どこかでリークされ全ての計画が頓挫してしまうからだ。しかも、私は非常に迅速に動いた。幸いなことに、うまくいった。リスクがあることを自覚していたが、何しろ私にとって、最大のリスクは日本に残ることだった」 カルロス・ゴーン被告は2010年から2015年度までの役員報酬を過少記載した罪で起訴された。その後、特捜部は2015年から2018年度の3年分についても同様の犯行があったとして再逮捕。ゴーン被告の腹心だった当時の取締役グレッグ・ケリー被告と合わせて「総額8500万米ドルの報酬を過少記載した」と主張している。 <カルロス・ゴーン被告> 「最初の起訴で拘置所に20日以上閉じ込められた。2つ目の起訴でさらに20日間延期された。私が手にしていない報酬の過少記載を2つの時期に分けて起訴したからだ。結局、私は受け取った報酬の過少記載で逮捕されたわけではない、多くの人が考えたように申告していない。まだ受け取っても申告もしていない報酬の過少記載で逮捕された。役員の場合、取締役会の退任決定を受けた後に受け取るはずの報酬だ」 このほか、ゴーン被告は役員としての善管注意義務違反、会社資産の私的流用という2つの罪にも問われているが、インタビューでは、レバノンの大学への寄付などを含むすべての起訴内容を否定している。 <カルロス・ゴーン被告> 「他にどんなことを問われたか知っているか。レバノンにある大学への寄付についての理由はレバノンというだけだ。それまでも日本やフランスにある多くの大学に寄付してきたが、何の疑問も持たれなかった。しかしレバノンの大学となると『なぜレバノンなのか』と疑われた。私にも、日産やルノーにとっても、レバノンは重要な市場であり、中東全域で展開していく拠点だった」 ゴーン被告は将来について、当面は自動車産業に復帰する気はないと述べた、まずは名誉を回復することを優先している。 <カルロス・ゴーン被告> 「自動車産業に戻るかどうかは分からないが、この業界に関する見通しと知識はたくさんある。また、私の力を必要とする多くの人と連絡は取っていて、助言や支援を行っている。目下の優先事項は、自分の権利を守り、名誉を回復することに集中し、私に向けられた数々の法的な戦いに集中している、結果は自ずと出るだろう」

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