90年代、北朝鮮で何が起こったのか?最悪の飢餓を内部映像が記録 (28分)

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90年代、北朝鮮全土を覆った飢饉。2~300万にものぼる人びとが命を落としたともいわれる。飢餓と社会混乱のなかで、いったい何が起きていたのか。北朝鮮人が隠しカメラで克明に記録した飢餓の実態と、北朝鮮を脱出し中国に潜伏する脱北難民たちの証言を通して、人びとがおかれている過酷な現実を伝える。

撮影:アン・チョル、キム・ホン、石丸次郎
ナレーション:魚住由紀 編集:坂本卓 (28:00 制作:2007年) (C) ASIAPRESS


世界で初めて北朝鮮大飢饉の実態を映像で暴いたのは、アン・チョルという名の20代の北朝鮮青年だった。石丸次郎が初めてアン・チョルと会ったのは97年7月。両親が餓死し、難民として中国に這うように脱出してきたばかりの頃だった。

石丸と1年余り中国で一緒に暮らした後、アン・チョルはビデオカメラを携えて、再び深夜の豆満江を渡り北朝鮮に入っていった。初めての秘密撮影に挑むためであった。アン・チョルの撮った映像は、世界中に衝撃を与えた。

韓国KBSでは98年末に1時間の特別番組を制作、放映翌日の韓国の主要新聞はこぞって社説で番組を取り上げ、飢餓を放置している北朝鮮当局者の無能を批判した。

映像は英、独、仏、米などの主要テレビネットワークでも、何度も大きく取り上げられた。北朝鮮の飢餓の深刻さを、アン・チョルの映像を通じて知った人の数は、世界中で数億人に達するだろう。続いて99年には、キム・ホンという青年も、おもに北朝鮮北部地域で秘密撮影を敢行した。深刻な飢餓が北朝鮮全土に拡がっていることが証明された。

1990年代後半、北朝鮮民衆を襲った大飢饉は、朝鮮史上最悪のものであることは間違いない。5年間に飢えと寒さと病気で命を落とした人の数はは200万-300万に及ぶと思われる。これは、実に人口の10-15%にあたる数字である。

この凄惨な飢餓の実情は、アン・チョルとキム・ホンという2人の勇敢な北朝鮮青年がいたからこそ、歴史に記録されることになった。2人が命懸けで撮影した映像を中心に、未曾有の悲劇の原因を考察する。

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