高橋沙奈美×上田洋子 「復活2020――コロナ・イデオロギーと正教会」【コロナ禍の世界から#1】@yuvmsk(2020/4/24収録)

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動画説明

ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200428_02/

【収録時のイベント概要】

緊急開催! ドイツに滞在中の歴史学者の高橋沙奈美さんとビデオ通話をおつなぎし、ゲンロン代表の上田洋子との対談番組を配信します。

ロシア、ウクライナにおける正教を専門とする高橋さんは、コロナウィルス感染拡大を防ぐ政策が「信教の自由」を脅かす可能性があると指摘します。非常事態下のなかで、不当に権利や自由が奪われてはいないのか。情報技術があれば、われわれの生活は守れるのか。コロナ禍に揺れる各国政権の対応と人々の暮らしのあり方について考えます。
 
【高橋さんからのメッセージ】

COVID-2019の蔓延で、感染拡大や医療崩壊を防ぐため、世界各地でロックダウン、ソーシャル・ディスタンス、自己隔離が訴えられ、私たちは人とのつながりを専らオンラインで維持する生活を突然強いられることになりました。
多くの地域では、こんな状態が長期続くことはないだろうという無根拠な見通しや、オンラインでほとんどの事は足りるはずだという算段の下、ほとんどの人に隔離政策は受け入れられました。

東浩紀は、ネット万能主義の上に成り立つこうした状況を「コロナ・イデオロギー」として警鐘を鳴らしています。 コロナ・イデオロギーに真っ向から対立する人びととして、私はロシアやウクライナの正教会信者に着目してきました。彼らの中には、隔離政策が「信教の自由」を侵すものだと反対し、宗教儀礼を続けたいと考える人々がいます。一方で、教会の指導部は自己隔離を行って周囲を守るべきか、衛生管理を徹底した上で信者の「心」を癒すべきか、大いに揺れています。

今回のゲンロンでの議論が、正教会を通して、コロナ・イデオロギーについて再考する機会にできればと思っています。

(高橋沙奈美)

復活2020 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200424/

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