劉駐英中国大使「英国のファーウェイ禁止は発展チャンスと未来を拒否」

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動画説明

中国の劉暁明駐英大使は4日、中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに応じ、英国のファーウェイ排除について「後ろ向きの決定だ」として再考を求め「ファーウェイの排除は、英国の発展のチャンスと未来を拒否することになる」と示した。
 英政府は7月に、2020年12月31日から、中国の通信機器最大手ファーウェイ(華為技術)製の5G機器の新規購入を禁止し、2027年までにファーウェイ製品を5Gの通信網から排除すると発表した。
 劉大使は、ファーウェイに対する英国の態度は、実際に英国が中国をどのように見ているか、発展のチャンスかそれとも脅威なのかを反映しているとし、英国は明らかな外圧、特に米国からの圧力を受けていると述べた。
 劉大使はまた、ファーウェイを排除することは発展のチャンスを拒否することだとして、英国には改めて、5G建設における自らの決定と利益について徹底的に検討するよう求めた。
 <劉暁明駐英中国大使>
 「ファーウェイは周知のように、5G分野をリードしており、英国にとってファーウェイとの協力を拒否することは、5G分野において主導的役割を果たすことを拒否するということになる。5Gが第4次産業革命の象徴的なインフラ構築になっている中で、英国が落伍者になる可能性は高い」
 劉大使は、英国がファーウェイを排除することは、発展のチャンス拒否することになるとみている。
 <劉暁明駐英中国大使>
 「中国企業との協力を拒否することは、中国の発展による『配当金』を分かち合うことを拒否することだと思う。英国がファーウェイを排除すれば、英国の5G建設は2、3年遅れることが見込まれる。英首相は、2025年までに5Gフルカバレッジを実現するとの壮大な計画を打ち出しており、私は常にファーウェイがこの目標の実現を後押しできると英国民に伝えている。しかし5G建設を2、3年遅らせると何が起こるかわからないし、コストがかさむことにもなる」
 劉大使は、5G技術は将来的に重要な役割を果たし、英国のファーウェイ排除は明るい未来を拒むことも同然だとした。
 <劉暁明駐英中国大使>
 「5Gは電気通信だけでなく、スマートシティやスマート医療など、将来の生活のあらゆる面をカバーする。今回、湖北省の新型コロナとの戦いにおいて5Gがいかに重要な役割を果たしたか、遠隔診療や仮設病院に対する全面的カバー、特に医療スタッフの安全確保における重要性がわかる」
 劉大使はさらに、英政府によるファーウェイ禁止令が発表された日は、ファーウェイや中英関係にとって暗然たる一日であり、英国にとっても国の信用と発展の未来が傷つく陰鬱な一日になったと指摘した。

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