AIIB副総裁「設立5年で加盟102カ国、政治問題を脇に置き共通利益を目指す」

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動画説明

アジアインフラ投資銀行(AIIB)のダニー・アレクサンダー副総裁がこのほど、中国国際テレビ局(CGTN)のインタビューに応じ「AIIBメンバーは、共通の利益を目指すという一致した目標を持っているので、引き続き協力して経済発展の支援に取り組んでいく」と表明した。
 AIIBはアジア太平洋地域の社会・経済状況の改善を目的とし、2015年に中国が提唱・主導する形で発足した多国間開発銀行だ。2016年1月の業務開始以来、アジアを中心に持続可能なインフラ整備や生産セクターへの投資を行っている。
 ダニー・アレクサンダー副総裁は、新型コロナウイルスによる感染症の世界規模の流行が続いている今、AIIBはアジア太平洋地域と世界の経済回復と促進においてさらに重要な役割を果たすとした。
 また、新メンバーのAIIB加盟を常に歓迎するとした上で、意見の相違を脇に置き、地域内外のインフラ整備の改善に尽力すると示した。
 <アジアインフラ投資銀行 ダニー・アレクサンダー副総裁>  
 「現在加盟国でない米国や日本の将来的な参加にむけ、門戸は開かれている。国際的な機関として、条件を満たす国の加盟を歓迎している。さらに重要なことは、AIIBメンバーは最初からインフラ投資を通じたアジアにおける持続可能な発展という目標の達成を目指して、AIIBを通じて協力していくことに合意していることだ。加盟国はそれぞれ、どのようにしたいか、何がより重要だとしているか、異なった考えをしているが、AIIBメンバーとして会議に参加する以上、焦点にしていることは共通だ。だから、個別の問題や二国間紛争などの政治的問題は脇に置き、共通の利益のためにAIIBの運営に焦点を当てることができる」
 「リーン、クリーン、グリーン」をモットーに掲げるAIIBは、全世界で102の加盟国を有するまでになった。発足から5年、AIIBが経済発展を支える役割をいかにして果たしているのかについて、ダニー・アレクサンダー副総裁は「多国間主義」がキーワードだと強調した。
 <アジアインフラ投資銀行 ダニー・アレクサンダー副総裁>
 「AIIBはどのように経済発展を支える役割を果たせるのか。ある意味で多国間主義は重要な理由だ。だからこそ、多国間の機関を守る必要がある。AIIBのような機関は、自らの優れた点やどんな利益をもたらすことができるかを全世界の人々に示さなければならない」
 ダニー・アレクサンダー副総裁はさらに、特に新型コロナの世界的流行に直面している今、世界はAIIBのようなプラットフォームを切実に必要としているとし、AIIBは世界銀行やアジア開発銀行と緊密に連携し、新型コロナによる経済的影響に共同で対応していると指摘した。
 設立から5周年を迎えるAIIBのダニー・アレクサンダー副総裁は、これまでの成功について「AIIBが最初の5年間で収めた成功の1つは、信頼できる多国間開発銀行として非常に明確な地位を確立したことだと思う。我々は他の機関と同じ基本に立ち、国際的ガバナーの基本原則にも従っている」と述べた。

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