新型コロナ最も原始的なウイルス株は米、豪に存在

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動画説明

英ケンブリッジ大学の遺伝学者ピーター・フォースター教授が率いる研究チームは、世界各地の160の完全なウイルス遺伝情報への分析によって、新型コロナウイルスにはA、B、Cの3つのタイプがあることを突き止め、「Aタイプのウイルスは米国とオーストラリアに集中的に現れており、武漢市で発生したのはAタイプから変異したBタイプであった」と明らかにした。
 主要な研究メンバーの1人である、英ケンブリッジ大学の遺伝学者ピーター・フォースター教授は、11日にCGTN(中国国際テレビ局)のインタビューを受け、同研究について詳細を説明した。
 <英ケンブリッジ大学 ピーター・フォースター教授>
 「この研究でほかのメンバーたちと一緒にウイルスゲノムの最初の変異パターンを特定したいと思う。ウイルスが変異するから、最初のパターンはどっちなのだろう。この点において、国際データベース『GIZ Aid』は重要な役割を果たしている。このデータベースはドイツの関連部門によって管理されており、世界中の人々、特に東アジアや中国の人々がそれに遺伝情報を登録している」
 ピーター・フォースター教授は、新型コロナの「武漢起源説」に証拠はないと示した。
 <英ケンブリッジ大学 ピーター・フォースター教授>
 「今、重要な問題になっているのは、データベースに登録された最初の遺伝情報が必ずしも新型コロナの起源とは限らないということだ。スコットランドからサンプルを採取してデータベースに登録すると、明らかにスコットランドがその起源であるように見えるが、これでは通用しない」
 この研究では、「Aタイプ」と呼ばれる最も原始的なウイルス株が、米国とオーストラリアの感染者から多数現出されていることがわかった。「Aタイプ」はコウモリやセンザンコウから検出されたウイルスに最も近いため、「新型コロナウイルス肺炎の根源」とされている。
 「Aタイプ」から変異した「Bタイプ」は東アジアで多く検出され、欧州諸国では「Bタイプ」から変異した「Cタイプ」が流行している。
 <英ケンブリッジ大学 ピーター・フォースター教授>
 「この研究で用いられたのは先史人類の人口流動を追跡するためのデオキシリボ核酸(DNA)分析と同じ手法だ。遺伝子ネットワーク解析の技術を利用することで、新型コロナウイルス肺炎の人類への罹患における初期の「変異ルート」が再構築され、人間に影響を与える最も原始的なパターンがAタイプであることが分かった。BタイプがAタイプから変異し、最初に武漢で発見された。その後、新型コロナウイルスによる感染症がはじめて人々に知られるようになった。そのため、研究者たちは当時、Bタイプを原始的なパターンと考えていたが、実際にBタイプではなくAタイプだった。武漢ではAタイプが少数で、Bタイプが多検出されていた。現在の中国ではBタイプから派生したCタイプが発見されておらず、中国以外で流行し、シンガポールなどで多く検出されている」

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