岡潔の晩年の夢とドイツ数学史の現在 高瀬 正仁(九州大学基幹教育院教授)@ジュンク堂池袋本店

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2014/9/12収録『紀見峠を越えて 岡潔の時代の数学の回想』刊行記念トークイベント高瀬 正仁(九州大学基幹教育院教授)日本が世界に誇る大数学者、岡潔。多変数関数論を創造し、リーマンに並び立つ岡潔の人生と学問を半世紀にわたって追い続けてきた高瀬正仁さんに、著書『紀見峠を越えて』刊行を記念して、以下の3つのテーマでお話ししていただきます。岡潔先生の多変数関数論研究には「内分岐領域の解明」という「晩年の夢」がありましたので、まず岡潔先生がこの研究を取り上げるにいたった経緯を話します(第一のテーマ)。歴史的な観点から見ると、岡潔先生の数学研究はガウスを源泉とする19世紀のドイツ数学史の流れに沿って成立しましたが、今日の数学はドイツ数学史と大きく乖離しています。この現象の由来を語り、復活の可能性について所見を述べます(第二のテーマ)。ドイツ数学史と和算の類似性にも言及したいところです(第三のテーマ)。【講師紹介】昭和26年(1951年)、群馬県勢多郡東村(現在、みどり市)に生れる。九州大学基幹教育院教授。多変数関数論と近代数学史を専攻。平成20年(2008年)、九州大学全学教育優秀授業賞受賞。2009年度日本数学会賞出版賞受賞。岡潔の学問と人生にテーマを求めた著作に、評伝三部作『星の章』『花の章』『虹の章』と『岡潔 数学の詩人』がある。