動画説明
この動画は、CGWORLD.jpで公開中の連載「アニメーションスタイル」と連動しています。
膨張と収縮
今回から「12 の拡張原則」という新たな原則について、各回のテーマに則った作例を用いて解説していきます。12 の拡張原則の一覧は次の通りです。
1. スケールアニメーション
2. 動きの差分
3. 点と線
4. キーフレームの順番
5. 動きの周期
6. S字曲線
7. 波の動き
8. フェイシャルアニメーション
9. リズム
10. カメラアニメーション
11. シルエット
12. アクティング
今回取り上げる「スケールアニメーション」とは、実際の形状にスケールをかけて動きを表現する技法のことです。12 の基本原則では、これに似たものとして「スクワッシュ&ストレッチ」がありました。ここではもう少しこの概念を掘り下げて、3DCG で実際にアニメーションを付けるときにどのようにすべきか、またスケールアニメーションを行うことで、いったいどのような効果を得ることができるのかという点について解説したいと思います。スケールアニメーションの基本的な動きは「膨張と収縮」です。この膨張と収縮は、演技を行わせる上で非常に重要なアクセントとなります。今回の作例である、キャラクターが頑張って管楽器を吹こうとする演技を例に、具体的にみていきましょう。
【その他のアニメーションスタイル】
Vol.38:誇張
Vol.39:実質感のある画
Vol.40:アピール
Vol.43:慌てて登場
Vol.45:動きの差分
Vol.46:点と線
Vol.47:キーフレームの順番
Vol.48:動きの波長
TEXT_森江康太(トランジスタ・スタジオ/ディレクター)書籍「アニメーションスタイル+」著者。MV『Express』等の作品で監督としても活動している。トランジスタ・スタジオ公式サイト0130.web(個人サイト)@kohta0130(Twitter)